プーヤン
プーヤン
ONE DAY...IN THE FOREST... コイン投入後に小さな劇が始まり、ゲーム開始となる。ふだん優しくどこか可愛らしい母も、我が子のピンチとなれば“鬼神”となる。さらわれた子ブタの“プーヤン”を助けるために“ママ”はゴンドラに乗り弓を放つ。狼たちは風船に乗って移動し、着地すると直接ゴンドラを狙う。たまに現れる“肉”は落下の際に放物線を描き、レーザーのように貫通しながら敵を倒していく。ブタの住み家ステージでは、木の上から風船で下りてくる狼を一定数倒すとクリアとなる。続く狼の住み家ステージでは、地上から風船で上がってくる狼と最後に出てくるボス狼を倒すとクリアとなり、プーヤンと再会することができる。
“プーヤン”は固定画面の“箱庭型”と呼ばれたシューティングゲームである。絵本を読み解くようなコミカルな展開と、愛らしい動物のキャラクターは、大人だけではなく、子供たちにもゲームを遊びやすい存在にした。
このゲームが初めて稼働した1982年のゲームセンターは、1979年のインベーダーブームの時にあふれていた一過性のアーケードゲーマーも減り、しかもビデオゲームという遊びが拡大した“ファミコン”が販売される前だったことからも、何か独特な世界があったように思う。
どこか薄暗かったゲームセンターの中で、テーブル筐体に映る真っ青なブラウン管からの輝きは、モニターの中には別の世界が広がっているように見えた。
(ゲーム解説:石黒憲一)
【英語タイトル】 | POOYAN |
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【操作】 | 2方向レバー 1ボタン(1~2人用) |
【発売年月】 | 1982年10月 (Arcade) |
WiiU バーチャルコンソール
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