魔界村
魔界村
王国騎士である“アーサー”は、さらわれたプリンセスを救いに単独で魔界に挑む。ゲーム開幕時にメロディとともに現れるマップで確認できるように、各ステージには6つの門(ゲート)があり、浮遊するドラゴンや一つ目の一角獣など魔将軍が待ち受ける。赤い悪魔こと“レッドアリーマー”は、まるで我々が操作するジョイスティックの入力に合わせるかのように反応する。それはゲームの中の騎士“アーサー”を見ているのではなく、我々プレイヤーとの直接的な対峙であるかのようにすら感じさせられる。
槍や松明など特性の異なる武器を使いこなす必要がある。墓場でお姫様とパンツ一丁で何してるんだとしばしば話題になるが、鎧をつけている状態では、どんな魔族からの攻撃を受けても一撃ではミスにはならない。
視覚的にも難易度の違いの分かる新旧バージョンの他、駄菓子屋などで稼働を確認することの多かった高難易度のイタリア版など、いくつかのバージョンが存在する。二周目をクリアすることで現れる真のエンディングは、当時は斬新な仕様であった。
魔界村が新製品として稼働した1985年は、1979年のインベーダーブームに続き、百円硬貨が足らなくなる年となったことからも、ゲームセンターに大きな需要があったのだろうと推測できる。
野外設営仕様のゲーム筐体(通称“赤台”)でも長い期間稼働され、特に低価格で営業された駄菓子屋や玩具店などで遊ぶ子供たちにも印象に残るタイトルとなった。
(ゲーム解説:石黒憲一)
【英語タイトル】 | Ghosts'n Goblins |
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【操作】 | 4方向レバー 2ボタン(1~2人用) |
【発売年月】 | 1985年3月 (Arcade) |
カプコン公式サイトより
http://www.capcom.co.jp/product/?order=latest&series=11#productList
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